『布とつくる のびやかなココロとカラダ』
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幼い記憶・1
私の幼い頃の写真、隣にはいつもようこちゃんがいる。
家も近くで幼稚園も一緒。毎日のように遊んでいた。

だけど、私はようこちゃんが嫌いだった。
背が高くて色白で目がぱっちり、艶々した長い髪で
美人を絵に描いたような子。その上強烈にわがままで
"鼻持ちならない"という言葉がぴったりな子だった。

「ようこはまゆちゃんのことが気に入ってるから仲良くしてやってね。」
彼女のお母さんも、自分の娘がわがままで
友達ができないことはよくわかっていた。
私は幼いながらにも、どこか義務感のようなものがあり
毎日彼女の家に遊びに行っていた。

いつも命令口調で私にいろいろと指図する。
それほど嫌だと思っていたわけではなかったけど、
彼女のひと言で、ある日とうとう私の限界が来た。

「私は大きくなったら女優かスチュワーデスになるの。
まゆちゃんはチビだから無理だよねぇ、あはは・・」

女優にもスチュワーデスにも全く興味はなかったけど、
事あるごとに「チビだから」と言われてきたことと
人を小バカにしたような笑い方に腹が立った。

「私はなれないだろうけど、ようこちゃんもなれないよ。
だって背が高いだけで、中身すっからかんだから。」

一瞬ようこちゃんの顔がこわばった。
美人でちやほやされてきた彼女にとって、
人からそんなことを言われたのは初めてだっただろう。
しかも、それを言ったのは、今までずっとおとなしく
自分の思いのままに動いてくれてたまゆちゃんだった。

しばらくの沈黙の後、彼女は泣き出した。
声を上げて泣いている彼女を無視して、私は家に帰った。


−−つづく−−
| mayu | 幼い記憶 | 17:22 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
カッコいいぜ、mayuちん。
| はむ | 2006/12/19 7:36 PM |
早く続きを!
| めりはり | 2006/12/19 9:27 PM |
はむくん
この時、私5歳ぐらい。
よくもこんな酷いことを言ったもんだとあきれますが、
よくぞ言った!と誉めてやりたい気持ちもあります。

めりはりさん
いろいろと思い出す幼い日のこと。
覚えていること全部書くと、広い意味では人権問題。
どこまで続くんだろ〜この話、またやること増えちゃった(笑)
いつかは書きたいと思っていたけど・・・・。
| mayu | 2006/12/20 8:09 AM |
五才の時の記憶だなんて、びっくり。
私、自分の五才の頃のこと何て、何一つ覚えてないよ。
辛うじて断片的な映像のような記憶だけ、会話などの記憶は一切ないよ。
私は子供時分から、覚えるのも速いけど、忘れるのはそれ以上に速いのです(^^;)

今はそのY子ちゃんとは親友だったりするのかな〜、なんて、想像が膨らむよ。
| めりはり | 2006/12/20 1:42 PM |
きっとみんな頭の片隅にはいろんな記憶が残ってるんだよ。
取り出せないから、忘れたような気がしてるだけ。
私はビデオを見るようにその時の映像と会話が流れてくるので
それにつれて感情もよみがえってくるのです。
我ながら、おもしろい特技です。

この話は実話だから、ドラマチックな展開などありません。
淡々とできごとが流れていくだけ。期待はずれでごめんねー。
| mayu | 2006/12/20 4:41 PM |









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